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管理者 (Wikipedia) : ミニ英和和英辞書
管理者 (Wikipedia)[かんりしゃ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

管理 : [かんり]
  1. (n,vs) control 2. management (e.g., of a business) 
管理者 : [かんりしゃ]
 【名詞】 1. (1) manager 2. landlord 3. warden 4. superintendent 5. supervisor 6. (2) root (user)
: [り]
 【名詞】 1. reason 
: [もの]
 【名詞】 1. person 

管理者 (Wikipedia) ( リダイレクト:管理者 (ウィキペディア) ) : ウィキペディア日本語版
管理者 (ウィキペディア)[だぶりゅー]

インターネット百科事典であるウィキペディアにおいて、権限に対する申請が通り信任を受けた利用者は管理者(かんりしゃ、)になることができる。ウィキペディア日本語版には年月日時点で人の管理者がいる。最初に設立されたウィキペディアである英語版ウィキペディアでは、2015年7月19日時点で1,345人の管理者がいる。
管理者になると一般利用者よりも広い権限が付与され、一般利用者には使用できない特殊な編集機能を使えるようになる。管理者の裁量判断が求められる場面も少なくないが、これらの機能の使用は、ウィキペディア内部の方針や利用者間での合意に従って行われる。ウィキペディア設立者のジミー・ウェールズは、2003年のメーリングリストメッセージで、管理者になることは「たいした事ではない」し、管理者になることは「特別なこと」にならないようにしたいと述べている。ジョン・ブロートンは著書の中で、ウィキペディアの管理者を裁判官だと考える人は多いが、それは管理者という仕事の本義ではないと述べている。つまり彼が言うには、管理者とはもっぱら「削除依頼」や「編集合戦になったページの保護」に携わる存在なのである。
==役割==
管理者・一般利用者を含めた全ての利用者によって形成された決定事項を、実際に実行に移すのが管理者の基本的役割とされる。管理者権限が付与された利用者は、その役目を果たすためにいくつかの機能を使用できるようになる。
具体的には、
*ウィキペディアというプロジェクトにふさわしくない記事の削除すること。
*絶えず荒らしにあうようなページを特定の利用者しか編集できないように、ページを保護すること。
*破壊的な編集をする利用者の投稿をブロックすること〔。
などが挙げられる。管理者の裁量判断が求められる場面も少なくないが、これらの管理者しか実行できないような機能の使用にあたっては、ウィキペディア内部の方針や利用者間での合意に従わなければならない。例えば、利用者のブロックを行うには、ウィキペディアの方針に沿うことが前提であり、ブロックする理由をソフトウェアによって永久的に記録が残る環境下で述べる必要もある。
通常の記事の編集作業や、方針・ガイドラインのような内部ルールの制定・改訂などにおいては、管理者と一般利用者は同等であり、管理者が特別な義務や権限を持つわけではない。管理者権限の使用を「編集するうえでの強み」と考えることは不適切であるとされている。英語版ウィキペディアでは、管理者になることは「モップを与えられること(given the mop)」にも例えられる〔。新たに信任された管理者には「モップとバケツは冷静に使いましょう」という言葉がかけられたりもする。このモップの例えはウィキペディアの外部でも引用される。
しかし「管理者」という名称は、一般的な「管理者」という言葉の意味に引きずられて、実際の権限の実態とは異なる誤解を生んでいる。ウィキメディア財団の副事務長だったエリック・メラー(Erik Möller)は、メーリングリストメッセージで「一般の利用者は管理者というものを誤解し、編集上の決定を求めてくる。マスメディアも管理者というものを誤解し、単に説明しないか、あるいはウィキペディア上の権力や影響力に結び付けてしまう。」と述べている。メラーによれば、管理者とは異なる権限をさらに持つことできる「ビューロクラット」と呼ばれる利用者グループを作るときには、ステータスや地位のような印象を与えない言葉を選ぶように注意したという〔。一方で、管理者であることが一種のステータスと見なされていることを肯定的にとらえる見方も存在する。木村忠正は、活動の末にコミュニティーの認知されて管理者になることは、管理者になったものに心理的報酬を与え、活動の動機付けを与える仕組みになっていると分析している。また、山本まさきは自身の著作で、管理者が恨みを買いやすいなど苦労が多いことから「もし逆に、ステータスでも何でもないということであれば、今度は好き好んで管理者をやろうという人も減ってしまうだろう。」と述べている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「管理者 (ウィキペディア)」の詳細全文を読む




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